× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 テストが終わったので息抜きに小話を。 きらきら、きらきら。 弾幕が砕けて、破片が舞い散る。光を反射して眩い色を映し出す。 そんななか、魔理沙が箒とともに落ちていく。堕ちていく。墜ちていく。まっ逆さまに地へと。 不意に彼女と、目があった。 笑って、いた。 『魔法をかけてあげる』 弾幕ごっこを始める前、魔理沙はそういった。やわらかい声とやわらかい口調で、愉しそうに宣言した。 私はにやりと挑発するように笑って「やれるものならやってみなさい」とあまり本気にしていなかった。私だって魔法使いだから魔法なんて簡単に使える。まぁ私の場合は人形がメインだけれど。魔法をかけてあげるなんて今更だ、そんなの。 だったけれど。 弾幕ごっこには勝った。魔理沙はまっ逆さまに地へとおちている。 だったけれど。 「...しまったわ」 勝負には負けた。 私は見事、彼女のかけた魔法にかかってしまった。 目の前には弾幕の破片が舞い散る。きらきら、きらきらとまばゆく光を反射して幻想的な光景を作っている。 そのなかで真っ逆さまにおちていく白黒一人。 「素敵な光景よ、魔理沙」 七色が恋色に負けた。 七色人形遣いさんが恋色魔法使いさんに魔法をかけられた話。魔法の名前は「スターダストレクイエム」、効果はその光景を素敵だと思うでした。いま考えたから嘘だけど。 七色人形遣いさんは光景だけが素敵と思ったのではなく、真っ逆さまにおちていく恋色魔法使いさんも含めて素敵と思ったのでした。そこはちょっとしたこだわりでもあります。すきすき魔理沙だいすきなアリスさんが好きです。 PR この記事にコメントする
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