× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 だだっと小話を作成。さくやとれみりあのはなし。早い話さくれみ。
こんな気持ちはなんて名づける?
―解らない、けれど。 うつらうつらと夢と現実世界をさまよう。ブラックアウトしたり、しなかったり。 ただ感じるのは、妙に熱い体温と、咲夜の体温。そして心地よさ。気持ちがいい。このまま夢の世界へ飛び立てるなら尚、気持ちがいい。けれどそうしないのは、 「…咲夜」 咲夜が、果たして許してくれるか。 今私たちは外にいて、私がここで寝てしまうと咲夜が私をおぶるだの抱くだのかかえるだのして紅魔館に帰ることになる訳で。 なんだかとても申し訳ない。 「…咲夜、」 今一度彼女の名を紡ぐ。呼んでいる訳じゃない。復唱するように、呟くように、そう紡いでいるだけ。 「…咲夜」 紡ぐ。 「咲夜」 ただ、紡ぐ。 「さく、」 刹那にくちびるに咲夜の長くて白くて綺麗な細い指が触れた。驚いて視線を上げると、優しげに微笑んできゅ、と少し強く抱き締めてきた。まるで私の我儘を許すような、おやすみなさいって云ってるような。 どきん。 胸が、鼓動する。 咲夜にも聞こえたかもしれない。否、きっと聞こえた。こんなに密着しているのだから聞こえないはずないと思う。 こんな気持ちはなんて名づける? 解らないけど、身体は熱い。 こんな気持ちはなんて名づける? ―解らない、けれど。 羽の付け根辺りを咲夜の指が撫でる。くすぐったい。そういうと咲夜は楽しそうに笑って、私もつられて笑って。 おやすみなさいって言われた気がしてゆっくり目を閉じた。 とくん。 こんな気持に名前が無くても、わからなくても、胸にともしたのはたしかな心。 朝が近づいて、眠くなったら、咲夜のうでの中で夜まで眠るの。 気持ちがいいなぁ。 改行を使いまくった感が。うぅむ。 一応紅魔組の話。イオシスさんの「れみりゃ@フルムーン」を題材に書いてみました。咲レミへの思いをぶちまけただけの小話ですがね。と言うか好きすぎる、れみりゃあっとふるむーん。かわいい曲だ。 PR この記事にコメントする
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